黒田 妙美 染 織 展
2013年 9月21日〔土〕~27日〔金〕水休廊
作者会期中在廊
大倉流小鼓方 久田舜一郎先生にご紹介いただき、ギャラリー住吉倶楽部での着物のグループ展に
ここ数年、毎年、出品させていただきました。皆様のこれまでのご厚意に、心から感謝いたします。
このたび、志村ふくみ先生、洋子先生より、はげましのお言葉をいただき
はじめての個展をいたします。この間、今まで以上に、染め、織りの奥深さに
向き合いたいと、つくってまいりました。 ご高覧いただけましたら、幸いです。
黒田 妙美
賛助出品
村田啓子《染》帯・安田麻衣子《染》帯・田中千絵《金工》帯留
佐藤秀子《履物》山本弥生《革工》鞄
黒田妙美さんの仕事
黒田妙美さんを知る人は誰もが言うでしょう。「彼女は優しく控えめ
だけれど、染織に向かう姿は、静かに燃え上がるものがある」と。
都機工房を卒業してから随分時が過ぎたと思いますが、環境がどの
ように変化しても機に真剣に向かう姿は終始一貫していました。
作品は人柄を一番表します。彼女の作風は、植物の色彩と光と影の
特質を見事に着物の中に生かしています。そこには素朴さと都会的
センスが個人の中で成熟しているのが見て取れます。
そんな妙美さんは自然に対しての畏敬の念を忘れない人と思います。
志村洋子
織物の仕事は優しく美しいもののように見えますが、決して平坦な
道ではありません。一織、一織身を刻むようにして、日々精進され
ている真摯な黒田さんの仕事を私は何時も大切に思い、心から声援
を送っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
志村ふくみ